信州上田カメラ屋気まぐれブログ

長野県上田市の松尾カメラ店主のブログです

紅葉の京都撮影ツアー

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12月1日2日、1泊で京都の撮影ツアーへ行ってきました。今年の京都の紅葉は、この時期が最終盤。幸運な事に2日間とも好天に恵まれ、参加者それぞれに、今年最後の「秋」を満喫する事が出来ました。
今回のツアーは、初日午後に嵯峨野から嵐山を散策、2日目午前に東山撮影と言う行程。出発前は、太陽の位置関係からすると逆ではないかと危惧しておりました。また、紅葉もピークを過ぎており、鮮やかさが残る枝先や限られた光を探して歩くと言った撮影を強いられました。
ところが、結果的にはこれが良かった。写真撮影においては「風景を切り取る」と言う言い方がよく使われます。今回は正に限られた色彩や光を切り取る事が求められました。撮影者もそれぞれに、一生懸命いい被写体を探そうと努力する。参加者それぞれが自分だけのアングルを探し出してカメラに収める。作品として仕上るのはこれからですが、個性あふれる作品の数々を拝見できる事と思い、期待が膨らみます。
写真に限らず何事においても、楽な状況からは、なかなか価値のある物は生み出せない。「制約が価値を生む」のだと思います。今回私はISO感度6400まで対応できるデジタル一眼レフにズームレンズを着けて、楽に撮影できる機材で撮影しましたが、現場の状況が「制約」を与えてくれました。一方、比較的条件の良い場面では、フィルムカメラ単焦点レンズと言った「制約」を持たせる事で、より価値のある作品を生み出す事が出来るのだと感じています。ですから私自身は、これからもフィルム機材ももデジタルも使い続けて行きたいと思います。


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