信州上田カメラ屋気まぐれブログ

長野県上田市の松尾カメラ店主のブログです

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「第29回上田HPC写真展」開催

6月30日(金)から7月3日(月)の4日間、上田サントミューゼ多目的ルームで「第29回上田HPC(ハッセルブラッドフォトクラブ)写真展 ―私の世界― 」が開催されます。 スウェーデン製のフィルム中判カメラ・ハッセルブラッドで撮影された作品の数々。今回は…

花の季節を迎えている志賀高原

6月27日、花の季節を迎えている志賀高原に出かけてまいりました。 最初の撮影地長池は、ようやくダケカンバの芽吹きも出揃い、新緑から深緑へ夏の深まりを感じる情景でした。足元にはツマドリソウ、ニガイチゴ、カイヅルソウなどの小さな小さな花たちがひそ…

ブータン王国 ー最終回ー ボンデの棚田とGHT

ブータン農業の近代化に尽力され、ブータン国王より外国人としては初めての爵位「ダショー」の称号を授与された西岡京治氏が活躍したボンデ。ブータン・ツアー最後の撮影地として、チェレ・ラからパロの街に下る高台の開けた場所に車を止め、眼下に広がるボ…

ブータン王国 ⑭ 標高3988m チェレ・ラ

ブータンツアーの最終日、ホテルの朝食をピクニック用のサンドイッチに切り替えて、ブータンの西の端ハとの境い位置する3988mの峠(ゾンカ語で峠=「ラ」)チェレ・ラへと向かいました。峠に車を止めて、霧の中、ダルシンたなびく天井の花園を散策しました。…

6月27日(火)花の志賀高原撮影会開催

火山活動の影響で長い間入山規制が続いた白根山周辺でしたが、ようやく規制解除となるようです。 これに合わせて松尾カメラでは、6月27日(火)に花の季節の志賀高原撮影会を企画しました。12日に下見をしてきたところ、長池のダケカンバの新緑、三角池のシ…

ブータン王国 ⑬ タクツァン僧院とドゥゲ・ゾン

遠くの断崖絶壁にへばりつくように築かれているのが、タクツァン僧院。8世紀、ブータンの仏教の祖グル・リンポチェガ空飛ぶ虎にまたがってやってきたという伝説にちなみ、人を寄せ付けない岩壁を削って造られた、ブータンで最も大切にされている聖地のひとつ…

ブータン王国 ⑫ 7世紀建立のキチュ・ラカン

ブータン最古の寺院で、7世紀建立と伝わる寺院、キチュ・ラカン。農村の中に静かに佇む、案外小ぢんまりとしたお寺でした。 中に入ると、カーテンのような布に覆われた壁があり、布をめくるとその下には壁一面の黒ずんだ壁画がありました。何度か修復はされ…

ブータン ⑪ パロゾン

ブータンの空の玄関口、人口3万5千人余りのパロ・ゾンカク(県)の県庁、パロゾン。ブータンは中央官庁のタシチョゾン同様、県庁もまた行政官庁と仏教施設の機能を持った城郭です。ついでに言うと、ゾン以外の「ラカン」の住職様の身分は公務員と同様であり…

ブータン王国 ⑩ パロ谷の田植え

5月末から6月、雨季が訪れるこの時期は、パロ谷の田植えシーズン。平らな土地の少ないブータンでは、比較的緩やかな傾斜地を利用して棚田が造られています。 田起こしは男性が行い、田植えは数人の女性が手際よく行っていました。しかし、植えられている田ん…

ブータン王国 ⑨ シムトカ・ゾン

17世紀、ブータン建国の父ガワン・ナムゲル(シャプドゥン)が築いた最初のゾン(中央官庁)シムトカ・ゾン。現在は多くの若いお坊さんたちがお経を唱え、国内各方面から巡礼者が訪れる仏教の重要施設となっているようです。城壁に見える鉄砲狭間や矢間のよ…

ブータン王国 ⑧ サブジ・バザール

首都ティンプーでは週末にサブジ・バザール(野菜市場)と呼ばれる市が立ちます。王政百周年を記念して壁のない鉄筋2階建てに整備されたとはいえ、素朴さや人のぬくもりが感じられる場所です。 但し、本来のブータンの人々の生活は自給自足で成り立っており…

ファンタジック・ライト・バリエーション 東京スカイツリー&善光寺 中沢優写真展 開催中

上田プラザホテルのエントランス「まちなかギャラリー」で、東京スカイツリーのライトアップや善光寺の灯明祭りを長年撮り続けておられる中沢優氏の写真展を開催しています。 刻々と変化するライティングを連続で撮影。一枚のポスターにレイアウトしたり、多…

ブータン王国 ⑦ 首都ティンプーの朝

5月27日(土)、時差の影響かまだ暗いうちに目が覚めました。あたりが明るくなり始めてホテルの玄関の鍵が開くのを待って、周辺の散策に出かけました。 週末の朝ということもあってか、ランニングを行っている観光客らしき人を多く見かけましたが、夜の喧騒…

ブータン王国 ⑥ タシチョゾン

ブータン国王の宮殿であり、中央官庁であり、夏の間のブータンの仏教界の総本山でもあるタシチョゾン。写真ではなかなか表現しづらいほどの壮大な建物でした。当日は、ブータン仏教界最高権威ジェ・ケンポ(大僧正)様が冬の座所プナカからここティンプーの…

ブータン王国 ⑤ ドゥプトゥプ尼僧院

ブータンの国家の中枢であるタシチョゾン。その雄姿を最も美しく眺められるという場所が、ティンプー市街北西の高台にあるドゥプトゥプ尼僧院。 ガイドブックによると、前出のタチョガンの鉄のつり橋ゆかりの14世紀の偉人タントン・ギャルボの15代目の化身リ…

ブータン王国 ④ 民族博物館

伝統芸能に触れた後は、民族博物館でブータンの生活を体感。内部撮影は禁止。建物の印象としては、私が子供の頃の信州の農家の土間と居間と屋根裏部屋を四角く切り離してタテにつなげたようなつくり。仏間はたいそう立派でしたが、機織りやかまど周りの様子…

ブータン王国 ③ 伝統芸能ショー

日本出発前に旅行会社から示されていた英文のスケジュール表では "Watch Butanese Traditional Masc Dance in auditorium" と記載されており、劇場か何かでマスクダンスを見るものと思っていました。しかし、実際は昼食会場となったホテルのロビーの一角で、…

ブータン王国 ② パロからティンプーへ

ブータンの空の玄関口はパロ。早朝、バンコクからブータン国営ドゥルク航空を利用、インド・バクドクラでの給油を挟んで、朝7時30ごろ到着しました。 空港を出てほどなく、私たちのマイクロバスは路肩に停車。朽ち果てた建物の再建現場とのこと。17世紀の寺…

ブータン王国 ① ジェ・ケンポ(大僧正)ティンプー入城

3年ぶりの海外撮影ツアーで、ブータンに行ってまいりました。 パロ空港に降り立ち、ブータンの首都ティンプーに到着したのは、5月26日金曜日。予期していたわけではありませんが、ティンプの人々にとっては特別な日に当たりました。国王と並び国の最高権威で…