信州上田カメラ屋気まぐれブログ

長野県上田市の松尾カメラ店主のブログです

春まだ浅い北陸福井

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新緑の季節の撮影会開催を目指して、3月7・8日福井県内各地の撮影地の下見に行ってまいりました。3月だというのに冬型の気圧配置が強まり荒れた天候ではありましたが、北陸の魅力をたっぷり感じ取ることができました。

日本の棚田百選 日引の棚田
山国育ちの自分にとって、子供のころからあこがれていた若狭湾。日引は京都府との境に近い、入江の集落。隣の高浜原発に象徴される経済社会が発達するすっと前から続いている自然の恵み豊かな生活。梅の花がほころび、畑の葉物が輝き、入江には小舟が浮かんで、とても魅力的な風景でした。

明鏡洞
駐車場に到着した時には陽がさしていたのですが、撮影ポイントに入ったとたんに曇って雪も吹き付けてきました。日中、太陽を背にして撮影すれば絵葉書のようなきれいな写真が撮れそうです。

名水百選 瓜割の滝
こちらは到着したとたん湧き水から立ちのぼる水蒸気に日が差し込み、ほんの一瞬でしたが、最高の情景に出会うことができました。

三方五湖~日向(ひるが)漁港
風雪が強まり、傘をさすのも困難。カメラを出すことができませんでした。三方五湖はもちろんですが、山国の人間にとって漁港の風景はとても新鮮で魅力を感じます。本番が楽しみです。

水晶浜~越前海岸
若狭湾とは違い、何も遮るものがなく北西の季節風がまともにぶつかる海岸線。荒々しい風景が延々と続きます。波によって岩が削り取られるということを実感できるような光景でした。本番では日本海に沈む夕日に期待したいと思います。

日本の滝100選 龍双ヶ滝
メインの被写体と考えていましたが、数キロメートル手前の道路は路肩がわからないほどの積雪だったため、あきらめて引き返しました。これも本番の楽しみに取っておきましょう。

東尋坊
岩の上に三脚を立て沖磯に打ち付ける波をのぞき込んでいると、その気はなくても深い海に引き込まれそうな恐怖を感じる。以前に仕事でガスタンクのてっぺんから撮影した時以来の足がすくむ撮影となりました。じっくり撮影するなら越前海岸の方が良いかも・・・。

おまけ 富山県高岡市 雨晴海岸
風は強いものの、東尋坊の荒波からは想像ができないほど穏やかな海岸線。立山連峰は望むことができませんでしたが、富山湾の魅力を実感することができました。

帰り道 白川郷
安房トンネルルートで帰る途中、雪景色を期待して白川郷の展望台に立ち寄りました。しかし「三脚禁止」で、良さそうな場所は「予約専用」と「記念撮影」業者の占有。一般のカメラマンは締め出されている状況となっていました。カメラマンのマナー違反が招いた結果か、残念ですが仕方ありません。カメラをのぞくことなく、立ち去りました。米国コロラドで活躍しておられる写真家小池清通さんが言っていた「写真を撮らせてもらう」という言葉を思い返し、この苦い思いを心に刻みたいと思います。


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