千畳敷カール＆八島湿原 信州の秋、到来
9月29日、中央アルプス千畳敷カールの紅葉と八島湿原の草紅葉を撮影する日帰り撮影会に出かけてまいりました。前日の荒天とは打って変わって、今年一番の秋らしい晴天に恵まれ、参加者の皆様も予想以上の収穫を得ることができたように思います。
早起きは三文の徳。バスやロープウェーもさほど待たず、予定通り千畳敷カールに到着。雲の無い真っ青な空、真っ赤に色づいたナナカマドやウルシなどの木々、風で揺れ輝いているように見えるハイマツの緑、草の薄黄色など、一年で一番鮮やかな色彩のコントラストを楽しむことができました。
剣ヶ池には薄氷が鳥の羽のような模様を作り、その隙間には宝剣岳の頂が映る。感動的な被写体との出会いがありました。
下りのロープウェーもすんなりと乗ることができ予想より時間が余ったため、光前寺での撮影を追加。木漏れ日に浮かぶヒガンバナや苔むした境内の初秋の情景を楽しんだ後、霧ケ峰高原八島湿原へ移動。傾いた陽に照らされた草紅葉の撮影に挑戦しました。
帰りの車中で、参加者のお一人、最高齢の方が「今回はいろいろな撮影を経験させてもらった」と話してくださいました。何度も何度も訪れたことがある場所であっても、季節や時刻、気象条件が異なれば、まったく別の表情を見せてくれます。皆様も写真を撮りに出かけましょう。きっと新しい出会いが待っていますよ。
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