信州上田カメラ屋気まぐれブログ

長野県上田市の松尾カメラ店主のブログです

流氷に乗ってやって来るオオワシ、オジロワシ

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2月26日北海道撮影ツアー2日目は、今回のメイン、羅臼の流氷とオオワシオジロワシの撮影です。早朝にウトロ温泉を出発。夏なら知床峠を越えて数十分の距離ですが、冬季閉鎖のため斜里町まで一旦戻って2時間かけて知床半島裏側の羅臼の港へ。我々11名の撮影ツアー専用に仕立てられたカムイワッカ号に乗船し、約2時間の撮影に挑みました。
遠くシベリアのアムール川で出来た蓮の葉氷がオホーツク海に流れ込み、北風に乗って辿り着いた最南端が、ここ知床。シベリアの大地で出来た氷には多くの栄養が閉じ込められている。その栄養が海水に溶け出し海のプランクトンを育てる。プランクトンにはクリオネに代表される小さな生き物が集まる。それを食う魚が集まるといよいよ猛禽類の登場。オオワシオジロワシは、この時期豊富な食料を求め、雪や氷に閉ざされた北の世界から知床までやってきます。
完全に氷に閉ざされたオホーツク海側とは違い、流氷の上は鳥だらけ。一目数十羽のオオワシオジロワシ、数百羽のカモメやカラス。想像を遥かに超える賑やかで生命力あふれる世界が広がっていました。
白と黒の体に黄色いくちばしのオオワシ。まさに舶来の鳥といった精悍な姿の生き物です。オジロワシは、尾羽だけが白く、比較的親しみのわく容姿。クルーザーから投げる魚のあらに向かって飛んでくるところを望遠レンズで狙います。船上では絶え間なく軽快なシャッター音が鳴り響き、参加者全員思う存分撮影を楽しむことが出来ました。


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