慶尚南道 晋州

韓国撮影ツアー初日は、16時頃釜山空港に降り立ち、バスで西に向かい、慶尚南道の城下町、晋州（チンジュ）に宿泊しました。名物はうなぎ料理。秀吉の朝鮮出兵の際、激戦が繰り広げられたことで有名。今でも川岸の小高いところに城跡が残されています。
秀吉配下の武将がこの城で戦勝祝いの宴を催していた折、一人の美しい娘が進み出て、その武将を誘う。月明かりに照らされた川面を眺めようと川岸の断崖へ。娘は10本の指すべてに指輪をはめ、武将に抱きつく。指輪によってしっかりと組み合わされた指は、容易く解くことはかなわない。武将と娘はそのまま川の淵へ転落。翌日、武将の身体に手を回したままの姿で引き上げられた娘の遺体に、皆が手を合わせ、涙した、、、。過去の悲しい歴史を物語る伝説です。
日本と韓国は気候や風景、もちろん人類学的にもとても似通った国です。しかし歴史の中での立場は大きく異なる。侵略する側とされる側。侵略した側にとっては遠い過去であっても、被害をこうむった立場の人々にとっては、深い傷となっていつまでも残り続けるのだと実感させられます。
李大統領が言うように、過去にこだわらず、未来を共に築き上げる以外に、日韓関係を改善する道は無いのだと思います。


松尾カメラのホームページ　http://matsuocamera.com

信州上田生活支援サイト「真田坂Web」　http://sanadazaka.jp/