正五角形の不思議

まだ寒い時分にお客様から頂いた苗をプランターへ植えておいたサクラソウが、ここ数日の暖かさでぐんぐん伸び、たくさんの５弁の花を咲かせています。５弁だから桜にちなんで「サクラソウ」の名がついているのでしょうが、よく見ると花びらが５枚ついている訳ではなく、一枚の花弁が5つにくびれているだけの様です。でも、花の中心をよーくみると、おしべやめしべが収まっている穴は五角形。もともと５枚だった花びらがくっついてしまったのでしょうかね。

ところで、世の中には正五角形の物が結構あることが、時々不思議に思います。お星様の絵、函館や龍岡城址の五稜角、米国防総省のペンタゴン、カメラ屋関係ではハッセルブラッド用レンズの絞り羽根などなど。例えば正三角形や正四角形は単純な形で比較的描きやすい。正六角形は、正三角形を６個くっつけた形、正八角形は正四角形を面取りしたものだから、解りやすい形だと言えます。一方、正五角形は良く見かけるし、均整がとれている割に、描こうと思うとなかなか難しい形です。何故このような形が自然界にも存在し、人間も使いたがるのか、不思議です。

写真の構図で時々話題になる「黄金分割」とか「黄金比」と正五角形は何か関係あるらしいのですが、私にはよく理解出来ず、ただただ不思議に感じてしまいます。あまり考えると寝られなくなっちゃうかも。


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