北信濃古桜巡り撮影会
最初に訪ねた大日向観音堂の夫婦枝垂れ（1～2枚目の写真）は、若干色が抜けつつあるものの満開の妖艶な姿を見せつけてくれました。
3枚目の写真は、長みょう寺の彼岸枝垂れ。こちらは色も鮮やかで、陽の射し具合も含め、まさに最高の姿を写真に収めることができました。
次の延命地蔵の江戸彼岸（4枚目）は、多少ちじれた質感のある花びらが美しい陰影を作っており、花の着き方以上に華やかさを感じることができました。
その後、高山村へ移動し、まだ見頃には早い水中の枝垂れ、黒部の江戸彼岸、黒部より少し下がった神社境内の桜、比較的小ぶりではあるけれど美しい満開の二つ石の枝垂れを撮影。移動中、看板とちらりと見えたその姿に惹かれて立ち寄った和美（なごみ）の桜（5枚目）では、ピアノの野外演奏を聴きながら、その名の通り心を和ませてくれる美しい桜の姿を堪能しました。
坪井の桜（6枚目）は、まだ若干盛り前ではありましたか、どちらかというと男性的な老練な雰囲気が漂っていました。
色の鮮やかさが人気の中塩の枝垂れはまさに満開。背景を気にしながらも何枚もシャッターを切っていました。
山ノ内町宇木地区へ向かい、途中の神社入り口の桜を撮影しつつ、県の天然記念物に指定されている千歳桜（7枚目）で撮影。県内で最も古い部類の一つでありながら、全く樹勢が衰えないどころか、他のどの樹よりも元気に華やかに花をつけている姿に圧倒されました。
宇木区民会館前の枝垂れ（8枚目）は、裏側に回り込むと樹の足元よりさらに低く垂れる花にゾクッとさせられました。
10日ほど前に下見した際、一番期待していた隆谷寺の枝垂れ（9枚目）は、養生のむしろをまとっているものの、たおやかな姿に魅了され、期待以上の感動を味あわせていただきました。
隆谷寺の入り口にあった案内板に導かれて立ち寄った大久保の枝垂れ（10枚目）を撮影するころには、昼間の熱かった空気が徐々に入れ替わり、青空も広がり、思いがけず楽しい撮影ができました。
最後に立ち寄った谷厳寺はまだ2～3部咲き程度でしたが、境内に湧き出す「延命水」でのどを潤して撮影終了。この日の撮影会は、延命地蔵堂の桜を眺め、延命水で締めくくり。桜の感動も加わり、今回ご参加の方はずいぶんと寿命が延びたかもしれません。
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