百瀬弘一写真展「花」開催中
百瀬弘一さんはほぼ毎日、ご自宅のお庭の花を撮り続けて数十年。つぼみがほころび、花が咲き誇り、蝶が舞い、はかなく散り、実を結ぶ。季節ごとの花の一生を余すところなく見つめた写真の数々。作品に仕上げたもは「フォトタハコト」という随筆集にも掲載されます。40作品ずつにまとめられた「フォトタハコト」は既に160巻を超えました。1巻1巻まとまる毎に、当店先代の時代から年に数回いただいております。その言葉は、花への愛情にあふれ、時には格調高く、時には滑稽に表現されています。写真そのもの技巧に優れた魅力あふれるものばかりですが、それらの作品一つ一つに添えられた言葉によって、小さなな小さな花々の世界が無限の広がりを見せてくれているように感じます。
今回展示している作品は、リバーサルフィルムで撮影し、半切に伸ばしたもの15点限定。しかしその向こうに、数千枚に及ぶ見事な作品の数々、作品にはならなかったけれど魅力的な表情を見せる花々を撮影した数万ショットが隠れています。今回の作品展にとどまらず、それらの作品も皆様の目に触れていただくことができるように、末永くお手伝いさせていただければと思っています。
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