信州上田カメラ屋気まぐれブログ

長野県上田市の松尾カメラ店主のブログです

カバンの藤

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昨日から本来の暖かさが戻り、信濃国分寺史跡公園の「カバンの藤」が見ごろを迎えています。
昨年は、樹の勢いが弱っており、まばらな花付きに心配しました。今年は絶好調とは行かないまでも、長い花房は1メートルを超えるぐらいに垂れ下がり、充分目を楽しませてくれる程度に回復しています。甘酸っぱい香りが辺りに漂い、昆虫や人を引き寄せています。去年の様子と比べるとしっかりと手入れを行き届かせたのだと想像できます。
こちらは入場料など一切かからずに楽しむことが出来る。でもこれで良いのだろうかと心配になります。美しい姿を維持するためには、それなりの人の手やコストがかかっているはず。せめて「カバンの藤」保全保護のための協力金ぐらい払っても良いのにと思ってしまいます。
上田では、ここ数年、千本桜まつりと称して上田城跡の桜を大々的に売り出しており、従来から有名な高遠城跡の桜より多くの観光客が訪れるようになりました。地元行政は駐車場や大型バスの誘導などで多くの人手を割いているのですが、入場料はおろか、駐車料金も徴収しない。桜の美しさを後世に伝えるためにも、継続的な維持管理費用を捻出するための仕組みづくりは欠かせないはず。地元としては、面倒くさがらず、継続的な持続可能な枠組みづくりをしなければならないのではないかと思います。


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