信州上田カメラ屋気まぐれブログ

長野県上田市の松尾カメラ店主のブログです

6×6の構図、135の構図

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私の感覚では、6×6サイズは、撮影者が主体になるのではなく、
被写体をありのままに伝える、きわめて冷静な比率だと思っています。
6×6の冷淡さが、新鮮と感じる方が多いかもしれません。
それに対して135の比率は、構図や配置などを意識する必要がある。
もともと映画の2コマをつなげて出来た比率。
舞台芸術の演出家のような感性が必要なのかもしれません。
たて位置にするか横にするかも含め、作者の感性が問われるフォーマットです。
一方、4×5インチ、8×10インチ、10×12インチは、
6×6に近く、被写体が主役の座を取り戻すとともに
ある程度作者の意図も反映出来る、バランスの良い比率だと言えます。
4×5インチを半分に切って出来た6×9、それを半分にした6×4.5、
それと135は、慣れてしまえばどうということは無いかもしれませんが、
繊細さと、高度な感性が必要になる。
私のように、センスの乏しい人間は、6×6は、居心地の良い世界なのです。
以上、勝手な持論でした。


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