米国イエローストーンツアー5＜動物たちの足跡＞

　1872年、世界で最初の国立公園に指定されたイエローストンは、野生動物の宝庫として知られています。人間の活動が盛んな温帯地域では、最も野生動物に出会うチャンスが多い場所の一つ。エルク、ムースと言った大型の鹿、野生のバッファロー、グリズリーやクロクマなどの熊たち、狼やコヨーテなど食物連鎖の頂点に立つ動物たちが暮らしています。
　朝晩は氷点下にまで冷え込むこの時期は、もしかすると暖かい温泉が湧き出している間欠泉周りで過ごしているのかもしれません。間欠泉周りのいたるところで動物の足跡を確認することができました。しかし、この地域は、寒さをしのぐにはうってつけかもしれませんが、ひとたび誤って地表の土に隠れている熱水だまりを踏み抜くと命はない。人の目には、野生動物の楽園のように映るけれども、彼らにとっては、常に危険に隣り合わせの生活の場なのだと思います。イエローストーン地域に動物たちが集まっているのは、人間に追い詰められた結果と考えると、ただ面白がって見ていられる光景ではないと考えさせられました。


当ツアー企画・同行、米国在住写真家　小池清通氏の撮影ツアーサイト
http://www.usa-japan.com/nature/phototour/index.html

松尾カメラのホームページ　http://matsuocamera.com

信州上田生活支援サイト「真田坂Web」　http://sanadazaka.jp/