望遠レンズの圧縮効果、パンフォーカス撮影、動く被写体の流し撮り

先日、信濃毎日新聞紙面で発表された長野県写真県展上位入賞作品は、望遠レンズで切り取られたものが多かったように思います。

もちろん、遠くてよく見えないものを望遠で引き寄せて撮影するのも大変魅力的です。しかし、作品づくりの上で望遠レンズを選択する理由は、それだけではありません。比較的近い距離の被写体でも少し離れて望遠レンズで切り取ることで、前後の被写体の距離が縮まって見えたり、被写体の密度が高く見えたりと、臨場感あふれる作品に仕上げることができます。これが「望遠の圧縮効果」です。

本日の写真は、地元の商店街を撮影したもの。望遠レンズで切り取ることで、閑散とした雰囲気を感じさせない切り取り方にしてみました。

先日、「商店街あったかフォトハイキング」と称して、商店街の日常を写す撮影会を開催いたしました。その際の資料では、「望遠の圧縮効果」の他、「パンフォーカス撮影」、「流し撮り」といった、日常の撮影に効果的な撮影テクニックを解説しています。ご興味がありましたらどうぞご覧下さい。

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