スイレンとヒツジグサ
7月31日日曜日、9月に実施する撮影会の撮影地を検討する目的で妙高高原のいもり池、苗名滝、黒姫高原、戸隠高原を回ってきました。
久しぶりに尋ねたいもり池は、白花のスイレンが満開。それはそれは美しく咲き誇っていました。しかし、池全体を埋め尽くすほどに繁茂したスイレンは、妙高山や黒姫山が水面に映る風景が人気の当池にとってはむしろ厄介者なのだそうです。日本古来の睡蓮の仲間は、一回り小ぶりの花を咲かせるヒツジグサ。かつていもり池に繁茂していたヒツジグサは、スイレンによって駆逐され、とってかわられてしまったとのこと。印象派の画家モネに愛されたスイレンは、写真を撮る人たちにとって特に人気の被写体ですが、このような成り行きを知ると、複雑な気分です。
その後、戸隠高原の種池に寄ってみました。道路から徒歩で15分ほど森の中に進むと現れる種池は、さほど多くは人が立ち入らないことから、手つかずの自然の姿に触れられる魅力があります。湖畔にたどり着き、ふと足元を見ると、いもり池のスイレンを一回り小さくした感じのヒツジグサがまばらに咲いていました。この奥ゆかしさが、もしかしたら日本人本来の感性に合っているということかもしれません。
松尾カメラのホームページ http://matsuocamera.com
「真田坂Web」 http://sanadazaka.jp/
久しぶりに尋ねたいもり池は、白花のスイレンが満開。それはそれは美しく咲き誇っていました。しかし、池全体を埋め尽くすほどに繁茂したスイレンは、妙高山や黒姫山が水面に映る風景が人気の当池にとってはむしろ厄介者なのだそうです。日本古来の睡蓮の仲間は、一回り小ぶりの花を咲かせるヒツジグサ。かつていもり池に繁茂していたヒツジグサは、スイレンによって駆逐され、とってかわられてしまったとのこと。印象派の画家モネに愛されたスイレンは、写真を撮る人たちにとって特に人気の被写体ですが、このような成り行きを知ると、複雑な気分です。
その後、戸隠高原の種池に寄ってみました。道路から徒歩で15分ほど森の中に進むと現れる種池は、さほど多くは人が立ち入らないことから、手つかずの自然の姿に触れられる魅力があります。湖畔にたどり着き、ふと足元を見ると、いもり池のスイレンを一回り小さくした感じのヒツジグサがまばらに咲いていました。この奥ゆかしさが、もしかしたら日本人本来の感性に合っているということかもしれません。
松尾カメラのホームページ http://matsuocamera.com
「真田坂Web」 http://sanadazaka.jp/