秋田県羽後町「西馬音内盆踊り」に行ってきました
日没とともに始まるお囃子を合図に、老若男女の踊り手が徐々に集まります。はじめは、親に手を引かれた幼い子供たちや小中学生と思われる若い人たちが中心。夜が深まると男衆や女衆も大勢加わって、踊りの輪が隙間なくつながり、いよいよ祭りは最高潮を迎えます。亡者踊りの起源を感じさせる彦座頭巾の異様さや編み笠で顔を隠して舞う妖艶さに、私たち見物人も引き込まれていきます。
奏でられるお囃子の一つ、秋田音頭のような節回しのものは、卑猥で滑稽な内容の歌。印刷物には載っていない詞も歌われます。秋田弁なので私たちよそ者には今一つ正確には聞き取れないのですが、地元の方と思しき人たちはニタイニタリとしています。これがまた、お囃子や踊り手だけでなく、観客も一緒になって楽しめるこのお祭りの大きな魅力なのかもしれません。
撮影会に参加したほかの方々も、それぞれに手ごたえを感じておられた様子。作品を拝見するのが楽しみです。
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