信州上田カメラ屋気まぐれブログ

長野県上田市の松尾カメラ店主のブログです

ニコンとキヤノンのフルサイズミラーレス

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ニコンの「Z7」「Z6」が発表されたのに続き、キヤノンからも「EOS R」が発表されました。

オリンパスパナソニックの「マイクロ・フォーサーズ」規格から始まったミラーレス。ニコンは1インチ・センサーのミラーレス「V1」を出したりもしましたが、本格的な作品作りを目指すカメラマンに認知されたのは、SONYのフルサイズミラーレス「α7」やフジのAPS-Cサイズミラーレス「Xシリーズ」が登場してから。フジフイルム「GFX-50S]やハッセルブラッド「X1D」といった中判ミラーレスが開発されたことで、画質そのものを高めることを目標とした「レンズ交換式ミラーレス一眼」の開発が、主流になったように思います。

満を持して登場するニコンの「Z」とキヤノンの「EOS R」は、かつて無かったほどよく似かよったカメラになっています。「大口径の新開発のマウント」「とても短いフランジバック(レンズ後端とセンサーの距離)」などは、今後開発を進める高性能な大口径レンズや広角レンズを世に送り出すために必要とのことのようです。
また、最近ではフジフイルムのX-H1にも搭載されて話題となっている「カメラ内5軸手振れ補正」がニコンキヤノンの双方にも搭載されます。これにより、ますますレンズ設計の制約が解消されることになるでしょう。(訂正:キヤノンのカタログをよく読んでみると現状では「動画撮影時の電子IS」とのことで、キヤノンに関しては「今後に期待」というところですね)
また、光学ファインダーがなくなり、高精細電子ビューファインダー化されることで、4Kや8Kといった動画とスチル写真のボーダレス化にもさらに拍車がかかるのだと思います。

このように、ニコンキヤノンもこの秋、写真の世界に大きな変化をもたらしそうな大きな一歩を踏み出すことになります。実は私自身もそうですが「今はミラーレスは不要」とおっしゃる方も、一度カタログだけでもご覧いただいておいた方が良いように思います。松尾カメラでは、カウンターにニコンキヤノン両社のカタログを山積みしております。フジフイルム・ソニーのカタログもそろっています。どうぞお気軽にお立ち寄りください。


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