秋のカヤの平

10月10日撮影会で、木島平村のカヤの平へ行ってまいりました。

この秋は雨風の強い日が多く心配しておりましたが、朝の霧、森に挿す陽光、にわかに湿原に垂れ込める淡い霧など、写真を撮るものにとって心ときめく気象条件にも恵まれ、参加者それぞれに納得のいく作品が撮れたのではないかと思います。

秋は、命が終わり、次の命に引き継がれる季節。花の季節はとうに過ぎ、実や種をはじかせて立ち枯れる草原。春、山椒魚の子供が泳いでいた水たまりには落ち葉がたまり、命尽きた蛾が浮かんでいる。鮮やかに色づいた葉もはらはらと枯れ落ちて、小さな果実が光り輝いている。森の中に入ると季節の区切りをはっきりと感じ取ることが出来ます。

信州の紅葉は、カヤの平と同じぐらいの標高1500ｍあたりが現在最盛期。徐々に山を下り、11月上旬には上田のまちなかあたりも紅葉のピークを迎えることと思います。

松尾カメラのホームページ　http://matsuocamera.com

「真田坂Web」　http://sanadazaka.jp/