信州上田カメラ屋気まぐれブログ

長野県上田市の松尾カメラ店主のブログです

4月23日北信濃・飯綱町の撮影会を計画

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

この春は桜の開花時期が予想しづらく、計画を躊躇していましたが、長野県北部の飯綱町の桃やエドヒガン、枝垂れ、水芭蕉などの花々は比較的開花時期がばらけることを知り、急遽4月23日火曜日に撮影会を計画。4月3日に下見に出かけてまいりました。

ところが、この日は思いがけず雪降り。花の咲いていない桜や桃は写真の被写体には難しいが、雪のおかげで下見であることを一瞬忘れてしまうぐらい、撮影を楽しむことが出来ました。そしてまた、魅力的な枝ぶり・樹形の桜の古木が多いことにも驚きました。

計画では4時ごろに上田を出て、なだらかな丘に桃畑が広がる丹霞郷で日の出を迎え、じっくりと撮影。その後、袖之山のしだれ桜、黒川桜林の江戸彼岸など古木3~4か所を巡り、午後はむれ水芭蕉園で水芭蕉ニリンソウなどを狙います。

ご興味のある方は、お早めに松尾カメラへお問合せい下さい。


松尾カメラ「中古カメラ在庫情報」 http://matsuocamera.com/07_chukocamera.html

松尾カメラのホームページ http://matsuocamera.com

「真田坂Web」 http://sanadazaka.jp/

第2回ブータン撮影ツアー 最終回 パロの古民家

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

今回のブータンツアー最終撮影地は、パロの古民家。築数百年で、現在も民家として普通に使われています。

1階は、もともとは家畜が飼われていた土間で、現在は物置として使われているようです。2階は、現在も家族が生活している居間。
私たちが見学させていただいたのは、3階の寝室、仏間と屋根裏の乾燥小屋。寝室や仏間の床は黒光りしており、永年丁寧に磨きあげられたことをうかがい知ることが出来る重厚感があります。すすけた壁画とブータン独特の色遣いの飾り布のコントラストも魅力的です。

民家とはいえ、仏間は撮影禁止でした。そういえば、秋田県羽後町の曲り家 鈴木家住宅でも仏間は撮影禁止でした。鈴木家住宅も普通に生活が営まれているのが一緒。また、秋田は野菜なども乾燥させて保存する文化があります。日本の曲り家を分割してタテに重ねるとブータンの生活スタイルになる感じです。日本とも共通点の多い生活空間を平な土地が少ないブータンに適合させたのが、ブータンの民家の形なのかもしれません。

第1回のブータン撮影ツアーの時もそうでしたが、日本とブータンの共通する文化や価値観を認識することで、かえって各々の違いを見つけることが出来たように思います。また、ブータンには、よその世界に振り回されない強固な価値観や魅力的な文化が根付いており、暮らしている人々もそれを誇りに感じている。とても幸福なことだと思います。機会があれば、何度でも訪ねてみたいと思える、いい国でした。


松尾カメラ「中古カメラ在庫情報」 http://matsuocamera.com/07_chukocamera.html

松尾カメラのホームページ http://matsuocamera.com

「真田坂Web」 http://sanadazaka.jp/

第2回ブータン撮影ツアー 16 再びパロ

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

2月17日の午後、今回のツアーでは最も長距離の車の移動の末、空港がある町パロへ戻ってまいりました。長距離とはいえ、130kmほど。標高差でうとうとしていると、さほどきつい移動には感じませんでした。

ブータンは平らな土地がほとんどなく首都ティンプーにも空港は整備されず、65km離れたパロ空港がブータンの空の玄関口となっています。ところが、このパロにも川原っぱたにかろうじて平らな土地がある程度。前後左右に険しい山が迫っており、世界一危険な空港とも称されているようです。

一方、土地がとても狭い分、パロはとてもコンパクトにまとまった魅力的な街にもなっています。空港の向こうの斜面に見えるのは、パロ県(ゾンカク)のいわば県庁であるパロ・ゾン、その上に見えるのが国立博物館、パロ・ゾンのすぐ先には数十件の店舗が並ぶ商店街が形成されています。

日本では、郊外にショッピングセンターなどができると中心市街地が廃れ、無秩序な開発で景観的にも大きなダメージを受けているように思います。一方、ブータンはもともと平らな土地が少ないので、無秩序な土地利用はおこらないような気がします。都市人口がすさまじい勢いで増えていく中、賢いブータンの人たちが今後どのような魅力的な街を作っていくのか、僭越ながら、期待したいと思います。


松尾カメラ「中古カメラ在庫情報」 http://matsuocamera.com/07_chukocamera.html

松尾カメラのホームページ http://matsuocamera.com

「真田坂Web」 http://sanadazaka.jp/

第2回ブータン撮影ツアー 15 サブジ・バザール

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

今回の旅も終盤。2月17日日曜日、ツェチュが行われた標高1200mのプナカから3150mのドチュ・ラを超えて、再び2300mの首都ティンプーへ。高度の変化にもだいぶ身体が慣れてまいりました。

通称サブジ・バザール(野菜市場の意)、王制百周年記念市場へ立ち寄りました。前回のツアーで訪れた際には週末しか市が立たないウイークエンド・マーケットだと聞いており、今回も日曜日に訪問の予定を立てたのですが、市場内は意外に客の数が少なく、売れ残りを心配してしまう様な状況でした。ところが、帰国してから調べてみると、現在はウイークデーにも営業しているとのこと。安心しました。

ブータンの首都ティンプーではアパートなどの建築ラッシュか続いています。車の数もこの1年半の間にもずいぶん増えたという印象があります。生活関連の産業を中心に、ものすごい勢いで変化していく真っただ中にあるのだと思いました。


松尾カメラのホームページ http://matsuocamera.com

「真田坂Web」 http://sanadazaka.jp/

第2回ブータン撮影ツアー 14 シャクナゲとサクラソウ

イメージ 1

イメージ 2

ブータン政府観光局ホームページによると、シャクナゲだけでも46種類が咲くとのこと。今回は冬のツアーとなったため花に出会えるとは思っていませんでしたが、首都ティンプーとツェチュ祭が開催されたプナカを結ぶ国道沿いで、シャクナゲサクラソウに出会うことが出来ました。

5月下旬から6月、雨季に入り田植えが始まるころになると、あちらこちらに野薔薇が咲き、4000mの峠には何種類ものシャクナゲサクラソウ、そしてブルーポピーがひっそりと咲きます。一昨年、眞子様も訪問された花の季節。お祭りを抜きにすれば、その頃がブータン旅行のベストシーズンと言えるかもしれません。


松尾カメラのホームページ http://matsuocamera.com

「真田坂Web」 http://sanadazaka.jp/

第2回ブータン撮影ツアー 13 ワンデュポダン・ゾン

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

17世紀、シムトカ・ゾン、プナカ・ゾンに続いてブータン建国の父とされるシャプトゥン ガワン・ナムゲルにより3番目に建てられたのが、ワンデュポダン・ゾン。プナカ・ゾン同様川の合流点に建てられた美しいゾンでしたが、2012年の火災で焼失、現在再建中です。

ワンデュポダン・ゾンの対岸には、最も古い村の一つとされているリンチェンガン村があり、斜面に身を寄せ合うように集落が形成されています。
これまでブータン国内で目にした農家の多くは、何層にも築かれた棚田の最上部に一軒家が建ち、それぞれの家は数十メートル、数百メートルの間隔を置いて田園地帯に点在。日本のように回覧板は成り立ちそうもないと思えるようなものでした。
そのような農村風景に目が慣れたころ、建物が身を寄せ合うリンチェンガン村を目にすると、正直のところ火災が気になります。実際、最も有名な観光地タクツァン僧院や初日に訪ねたドゥゲ・ゾン、そしてワンデュポダン・ゾンも火災で焼失したとのこと。
ブータンの建物の多くは高台に建てらます。材料は周辺に生えている樹木と藁を練り込んだ土。また、各家屋の最上階は食糧を乾燥させるためのスペースになっていることからも分かるように、湿度が低く、火災には弱い生活スタイルだと言えるでしょう。それが、家屋を分散させて建てるスタイルが一般的になった理由の一つなのかもしれないと思いました。

古いリンチェンガン村は、そのように考えると大変貴重なものに思えてきました。今回は対岸から眺めただけでしたが、立ち寄ってみるべき価値の高い所だと思います。


松尾カメラのホームページ http://matsuocamera.com

「真田坂Web」 http://sanadazaka.jp/

「第1回長野県カメラ大中古市」4月21日(日)開催

イメージ 1

来月4月21日の日曜日、新幹線佐久平駅前の佐久平交流センターで、第1回の「長野県カメラ大中古市」を開催いたします。
長野県カメラ商組合加盟店を中心に全国各地より約20店の中古カメラ取扱業者が、えりすぐりの商品を出品する予定です。もちろん、当店も参加いたします。

長野県は全国でも最も風景写真撮影が盛んな地域と言われており、かつては国産カメラメーカーの製造拠点も多くありました。他の地域から訪れたお客様からは「長野県は価値の高い中古カメラが多い」という声をよく耳にしてもおります。

そこで、長野県カメラ商組合主催により、第1回のカメラ中古市を開催する運びとなりました。会場は、県内屈指の交通の便の良い場所を選びました。「平成」の終わりにあたり、懐かしの名機を探しに、是非お出かけください。


松尾カメラ「中古カメラ在庫情報」 http://matsuocamera.com/07_chukocamera.html

松尾カメラのホームページ http://matsuocamera.com

「真田坂Web」 http://sanadazaka.jp/