残したい写真

正月らしい凛とした冷え込みの中で、年が明けました。個人的には「おめでとう」と言うご挨拶は控えなければなりませんが、皆様にとって素晴らしい一年でありますように。

最近、「デジカメで撮るようになって写真をプリントしなくなった」と言う声を度々耳にします。デジカメで撮った写真は、プリントしなくても自宅のパソコンやテレビの画面で見ることが出来る。そのままでは見ることが出来ないフィルムカメラとは、大きな違いです。
また、デジカメは枚数を気にすることなく、バッシャン、バッシャン大量に撮影することが出来るため、全部の写真をプリントすることは、コストの面から考えてもちょっと無理。枚数に制限があったため、気合を入れて一コマ一コマ撮影していたフィルムと違い、デジカメで気軽にバシャバシャ取った写真の多くは、もしかすると、プリントする必要が無い写真なのかもしれません。
ところが、このような「プリントまでは必要ない」写真と一緒のメディアの中には、何枚かの「残したい写真」も記録されているはず。プリントして額に入れて飾ったり、アルバムに貼ったり、人にあげたりして「残したい写真」が、プリントされずに埋もれているとしたら？？？。そのまま放っておけば、大切な思い出も一緒に消えてしまうかもしれません。

「残したい写真」をちゃんと残すお手伝いをすることが、カメラ屋の使命。

これが、私の今年のテーマです。

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