タンチョウのねぐら

2月27日北海道撮影ツアー最終日。早朝4時30分にホテルを出て、鶴居村の雪裡川にかかる音羽橋へと向かいました。
夏の間は釧路湿原で広大なテリトリーを形成して家族単位で暮らしているタンチョウたちは、冬になると凍らない川の浅瀬に集まり、大集団となって夜を過ごします。ここ音羽橋は、最も人気のタンチョウ撮影ポイント。気温が－20℃前後まで下がると、川霧が立ち込め、岸辺の木々には霧氷の花が咲く。左奥から朝日が差し込むと、あたり一面赤く染まり、なんとも幻想的な世界が現れ、その中でタンチョウたちがたたずむ・・・。そんな光景を期待していたのですが、この日の気温は－5℃、風もあり、最高の条件とはいきませんでした。
しかし、ここまで暖かいとそれはそれで面白い。タンチョウたちは日の出前から活発に動き回り、中には早々に飛び立つ家族もいくつかありました。もちろん、カメラマン自身もさほど寒さを感じず、楽が出来ました。

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