信州上田カメラ屋気まぐれブログ

長野県上田市の松尾カメラ店主のブログです

モアレのテスト

デジタル画像に細かい規則的なパターンを写し込むと「モアレ」又は「モワレ」と言われる、実際のものとは異なる模様が発生してしまうことがあります。出てしまったらフォトショップ等の画像処理アプリケーション上で修正するわけですが、どんな方法が考えられるか試して見ます。


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2ピクセル幅の格子模様を作って見ました。ディスクトップの表示倍率を変えたり、画像を少しだけ回転させたりすると「モワレ」が発生します。


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フォトショップのフィルター<ノイズ>「ダスト&クラッチ」を1ピクセルかけると、白い点は見事に消えますが、真っ黒になってしまいました。絹目写真の白点を抑えたり、細かいゴミを一発処理するには有効ですが、「モワレ」対策には不向きなようです。


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次はフォトショップのフィルター<ぼかし>「ガウス」で1ピクセルだけぼかしてみました。格子模様は完全には消えません。


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フォトショップのフィルター<ぼかし>「ガウス」で3ピクセルぼかすと格子模様が完全に消えました。
ただし、このままでは画像がのっぺりしてしまいます。そこで、最後にフォトショップのフィルター<ノイズ>「ノイズを加える」で「ガウス分布」「グレースケールノイズ」を100%でかけてみました。
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モアレが起こってしまったら、その部分を範囲選択してレイヤーを作り、このような処理をかければよいのではないかと考えています。
実は、私自身は「モアレ」で困った経験が無いので、まさに机上の空論ですが、いつか出会ってしまったらこのような考え方で対処してみたいと思います。