粋と野暮
このイルミネーションは、地元企業の社長さんが自費を投じて、冬の夜長を明るい雰囲気にしたいと、毎年行っているのだと聞きました。粋ですね。
昭和の中頃までは、地方の町場には気前の良い旦那衆がいて、地域文化を支えていた様です。でも現在は、地方の中小企業経営者はコスト削減に四苦八苦。あたりまえのことをするにも「当社は、お客様第一主義」などと野暮な宣伝文句を添える始末です。私自身、商店街の会合に出ると「商品の良さや自店の魅力は、しっかりと言葉に出して伝えて行かなければ、お客様は理解してくれない」などと、野暮な発言を繰り返していたりします。「良い商品を扱っていれば、自然とお客様がついて来る」と言う様な粋な時代が羨ましく感じます。
ところでこのイルミネーション。いつまでついているのでしょうか。今年は暖かいので、木の芽が伸びる前には外した方が良い様な、、、。電気代ももったいない様な気がするし、、、。また野暮なことを言ってしまいました。
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