米国イエローストーンツアー＜物質と生命の境界＞

9月8日から18日まで、米国撮影ツアーへ行ってきました。コロラド州デンバーに降り立ち、北隣のワイオミング州北西部イエローストーンに4泊。その後ワイオミング州の北東部にあるデビルズタワーやお隣サウスダコタ州のマウントラシュモアメモリアルを巡ってデンバーへ戻り、ゴールドラッシュ時代に西部の地の象徴となった標高4,300ｍパイクスピークの登山鉄道など、車の走行距離4,000kmを超える壮大な旅。米国内線の機材トラブルで、ミネアポリス一日滞在のおまけもついて、長ーい旅となりました。

イエローストーンは、世界最大規模の巨大マグマだまりの上にあり、あちらこちらから水蒸気や火山ガスが吹き上げているなんとも恐ろしい場所。しかし、頭ではそのように理解できるものの、地下からの噴出物が作り出した間欠泉周辺の造形や色彩、いたるところから飛び出してくるバッファローやエルクなどの野生動物の姿は、まるで極楽浄土、楽園そのもの。夢中で撮影しました。

掲載の写真は、イエローストーン国立公園北の端にあるマンモスホットスプリングスにてコンパクトデジカメで撮影したもの。地底から多くの鉱物を含み、湧き出した温泉。風で飛ばされてきた枯れ草などは、その鉱物が付着し沈殿。息絶えた虫たちもまた、噴出物が作り出す巨大な造形の中に溶け込んで行く。イエローストーンの造形は、地球そのものが常に活動する「生き物」であることを実感させてくれます。

今回私は、主に中盤フィルムカメラで撮影しました。準備でき次第、順次このブログにアップしたいと思います。ご期待ください。


当ツアー企画・同行、米国在住写真家　小池清通氏の撮影ツアーサイト
http://www.usa-japan.com/nature/phototour/index.html

松尾カメラのホームページ　http://matsuocamera.com

信州上田生活支援サイト「真田坂Web」　http://sanadazaka.jp/