あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願い申し上げます
昨年の上田市は「真田丸」で大いに沸き上がり、にわか観光都市となっておりました。本日1月3日の東信ジャーナル紙にも今井裕氏の今後の観光振興に関する提言が掲載されていましたが、昨年は様々な課題が顕在化した一年でもあったように思います。
昨日2日、妻と二人で世界遺産富岡製糸場を見学し、その周辺の街を散策してまいりました。当地は2年前に世界遺産に登録され、にわかに観光地となった街。富岡製糸場そのものも、本来ならもう少し修繕や見学者に見せるためのストーリーを作り込んだうえで公開できていれば・・・と感じてしまいました。観光施設としての価値を高めるのは一朝一夕では困難であり、じっくりと取り組むことが必要なのだと思います。富岡製糸場では一部の施設の改修や発掘調査等が進められており、数年後、数十年後の未来に向けた息の長い取り組みが始まっていました。そう考えると1000円の入場料も決して高くはありません。
周辺の街も興味深い街並みや建物など、まだ手あかのついていない魅力があります。かつて製糸場で働いていた人たちでにぎわったであろう歓楽街、レンガ造りのうだつの上がる商家、ガラスの帽子を載せたようなしゃれた時計屋さんの建物。製糸場のブラッシュアップとともに、長い年月をかけて周辺の街の魅力も増していくのだろうと思います。
一つ残念に思ったのは、上田も「蚕都」として栄えた歴史を持っているのですが、富岡では全く上田の存在を見かけることができませんでした。昔何かあったのかもしれませんが、連携の難しさも感じました。
さて、ポスト真田丸、今後の上田は観光地としてのブラッシュアップを続けていかれるのでしょうか？もともと継続した取り組みや連携が苦手な当地域。東信ジャーナル紙上の今井氏の提言のように、この機会に継続したまちづくりの議論や合意形成がなされる、良い機会が与えられているのだと思います。
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「真田坂Web」 http://sanadazaka.jp/
